「ビタミンK」って普段意識してないですよね?
ビタミンCとかBについては、取った方がいいんだろうなって感じじゃないですか。
今回は、ビタミンKをちゃんと取っている高齢者は、死亡リスクが19%も低かったという研究の話です。
若いうちから気をつけておくに越したことはないですからね(笑)。
この記事の内容
・ビタミンKと高齢者の死亡リスク
・ビタミンKを補給しよう
約4,000人をメタ分析
タフツ大学の2020年の研究では、54~76歳を対象とした過去の研究をメタ分析しました。約4,000人分のデータです。
13年間の追跡と死亡率をチェックし、ビタミンKの血中濃度によって、5段階のレベルに高齢者を振り分けました。
メタ分析の結果は
1.ビタミンKが最も低いレベルの人は、最も高いレベル人と比較して、死亡率リスクが19%高かった!
ビタミンKの摂取が少なくなればなるほど、死亡リスクは高まるということなんですね。
研究者によると、ビタミンKの不足が血管組織の弾力性に影響を与えるからだそうです。
つまり、ビタミンKが不足すると動脈硬化が起こる可能性があるということですね。
ビタミンKが不足しないように注意しましょ。
ビタミンKを補う方法
ビタミンKの摂取が、血管と死亡リスクに影響を与えることがわかりました。
ではビタミンKを補給するにはどうすればいいのか?ということで、ビタミンKが豊富な食材はこちらです。
・レタス
・ほうれん草
・ケール
・大豆油
・キャノーラ油
これらの食材はビタミンKを多く含んでいますが、大豆油とキャノーラ油は「オメガ6」と呼ばれる体内の炎症を誘発する成分が含まれているので、避けた方がいいかも。
ほうれん草やレタスなどの緑黄色野菜を、ガンガン食べていただくのがいいかと思います。
野菜はどうも苦手で、という方にはサプリで補う方法がありますよ。
上記の野菜を普段あまり食べていないという方は、ビタミンKが不足している可能性がありますので、こちらのサプリを試してみてくださいね。
基本的にビタミン系のサプリは「不足している人が取ると効果がある」ものなので、すでに十分ビタミンKを摂取できている方は必要ないですよ!
リンク
参考文献
M Kyla Shea et al.(2020)Vitamin K status, cardiovascular disease, and all-cause mortality: a participant-level meta-analysis of 3 US cohorts
M Kyla Shea et al.(2020)Vitamin K status, cardiovascular disease, and all-cause mortality: a participant-level meta-analysis of 3 US cohorts