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痛みを軽減する方法それは「悪態」と「親切」だ!という研究の話

痛みを軽減する方法それは「悪態」と「親切」だ!という研究の話

 

痛っ!タンスの角に小指をぶつけちゃったよ

その時は「ファック」と言えばいいよ。

急に何を言い出すんですか⁈

「悪態」をつくと痛みが軽減されるという研究があるんだよ。

こんな悩みを解決

「タンスの角に小指をぶつけた」
「よく転んだりして怪我が絶えない」

この記事の内容
・悪態をつくと痛みが軽減される
・親切にしても痛みは軽減される
この記事を書いた人

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シアニン(id:antosha2n)

年間2000本の研究論文を読むサイエンスブロガー。科学的な知識をベースにした分析が得意。コーヒーと猫を愛する。

 

「悪態」で痛みが軽減した

「悪態」で痛みが軽減した

キール大学の2020年の研究では、平均年齢27.8歳の92人の参加者に、「コールドプレッシャー」を使って「4℃前後」の状態を使って痛みを与えました。
その状態で「心拍数」と「痛み」について調査したんですね。
1.痛みの閾値 どこからが痛いと感じるのか
2.痛みの耐性 どれだけ痛みに耐えられるのか
さらに痛みを感じるときに4種類の言葉を言いながら痛みを感じてもらいました
1.「Fuck(ファック)」 海外では一般的に良く使われる悪態の言葉ですね。日本語だと「くそ!」とか「ちくしょう!」になるでしょうか?
2.「twizpipe」 造語ですね。
3.「fouch」 こちらも造語
4.「中立語」 テーブルを説明する無関係な言葉だそう
 
発する言葉の違いによって「痛みの感じ方は変化するのか?」を調べたかったんですね。その結果は
実験結果
1.「ファック」を言った場合のみ、痛みの閾値が32%増加した!さらに痛みの耐性が33%増加した!
2.「ファック」ということで、感情やユーモアと気晴らしの評価がアップした!
要するに、悪態をつくことによってより痛みを感じにくくなり、痛みに耐えられるようになったんですね。

平成33%も痛みに強くなるなんてすごいですね。

そうだね僕らもよく「ちくしょう」とか「クソ」とか言ったりするけどあれは科学的に正しいことだったんだね(笑)。

POINT痛みを感じたら「悪態」をつこう!

「親切」でも痛みが軽減する

「親切」でも痛みが軽減する

悪態をつくことで痛みに強くなることがわかったけど、親切にすることでも痛みに強くなることがわかっているんだ。

プリンストン大学の2019年の研究では、4つの実験を通して、親切な行動が痛みにどう影響するのかを調べたんです。具体的には次の4つ。
1.ボランティアを良くする人は、献血の際の注射の痛みが少なかった!
2.移民の子供のためにハンドバックを治す手伝いをしてもらったら、寒さによる不快感が減少した!
3.ガン患者を調査したところ、ボランティアをしている人の方が病気の苦しみが低かった!
4.参加者に寄付をお願いし、「その場で電気ショックを与えた」が、寄付した人は脳の反応が少なかった!

とこのように誰かに親切にすることによっても、僕たちは痛みに強くなることができるんですね。

つまり親切にしつつ、痛みを感じたら悪態をつけばいいんですね

その通り!端から見ると完全にやばいやつだけどね(笑)。

POINT他人に「親切」にすることでも痛みは軽減できる!

痛みを軽減する方法まとめ

痛みを軽減する方法まとめ

今回は痛みに強くなる方法について話してたけど振り返ると

具体的アクション
1.痛みを感じたら「悪態」をつく!
2.普段から人に「親切にする」ようにする!
この2点を意識してもらえば、普通の人よりも痛みに強い脳を作ることができますよ。

早速今日からやってみます。

さらに今回は、普段から正しく親切に取り組むために役立つ本としてアダム・グラント氏の「GIVE & TAKE『与える人』こそ成功する時代」をおススメしておきます。
 
「親切にする人は本当に成功するのか?」と言う疑問を、心理学的な研究を通じて解説した良作でございます。
 
「科学的に正しい親切の方法」を具体的に学ぶことができますので、「親切にしすぎて嫌な思い」をしないためにもこの本を参考にしてくださいね。

それでは皆さんまた次の記事でお会いしましょう。

おススメの本
 
参考文献
Richard Stephens and Olly Robertson(2020)Swearing as a Response to Pain: Assessing Hypoalgesic Effects of Novel “Swear” Words
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Yilu Wang et al.(2019)Altruistic behaviors relieve physical pain