こんなあなたにおススメの知識
・子どもを成功させたい人
・誘惑に負けない力が欲しい人
子どもの成功を予測する
自分の子どもには、いい人生を歩んでほしいと考えますよね。
今回は子どもの将来の成功を予測する「セルフコントロール能力」に関する話です。
セルフコントロール能力が高いと、学業でも成功するし、いい仕事につけて、収入も増えるということが分かっています。
そのセルフコントロール能力研究のスタートとなったのが「マシュマロテスト」と呼ばれる実験です。
マシュマロテストとは
スタンフォード大学のウォルター・ミッシェルが1972年に行った実験では、子どもたちを部屋に入れました。
1.目の前マシュマロを置いて
2.「今食べるのを我慢したら、後でもう一個あげるよ」と実験者が告げます
3.実験者は15 分間、席を外す
4.子どもが我慢できるかどうかをチェック
このような実験でした。結果的に我慢できた子どもは少なかったのですが、研究チームは子どもたちのその後の人生を追跡しました。その結果は、
1.我慢することができた子どもは、大人になってから大きな成功を収める可能性が高かった!
2.健康的で、幸福度も高い傾向にあった!
つまり、マシュマロを我慢できた子どもは、健康で収入も多く幸せになる可能性が高かったんですね。
これがセルフコントロール能力の研究の始まりとなったんです。
セルフコントロール能力を鍛えよう
幸いなことにセルフコントロール能力はある程度、トレーニングによって鍛えることが可能です。
当然私もトレーニングに取り組んでいますが、誘惑に負けない力はあらゆる場面で役に立ちますよ。
・仕事
・ダイエット
・人間関係
などですね。
どれも人生に置いて大事なものですね。
こちらの記事でセルフコントロール能力を鍛える方法について解説しましたので、誘惑に負けない力が必要だという方はぜひチェックしてください。
さらに、セルフコントロール能力を含めた、成功する子どもの育て方が知りたいという方もいるかと思います。
「成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか」をオススメしておきます。成功する子どもと、失敗する子どもの違いを科学的な視点から解説した良書です。
お子さんの将来が心配な方は一度チェックしてみてくださいね。
マシュマロテストが50年前の実験だなんてびっくりですよね。最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。
おススメの本
リンク
参考文献
Walter Mischel et al.(1972)Predicting Adolescent Cognitive and Self-Regulatory Competencies From Preschool Delay of Gratification: Identifying Diagnostic Conditions
Walter Mischel et al.(1972)Predicting Adolescent Cognitive and Self-Regulatory Competencies From Preschool Delay of Gratification: Identifying Diagnostic Conditions