あれ?何しようと思ったんだっけ?
こんな経験ありますよね?
人間の脳は加齢とともに、記憶力が低下していくもの。
今回は、学生時代の教育レベルが高いほど、老後の記憶力の低下がゆっくりになるぞ!という研究の話です。
若いうちに勉強しとけってことですね。早速研究を見てみますか。
この記事の内容
・教育レベルと記憶力の関係
・記憶力の衰えを防ぐ方法
高卒は脳が衰えやすい?
ジョージタウン大学の2020年の研究では、58~98歳の704人を対象に、記憶力のテストを行いました。
その結果は、
1.歳を取るほど記憶力は衰える!(当然ですね)
2.教育レベルが高い人ほど記憶力の低下が少なかった!
3.特に女性は、教育年数1年ごとに5年の利益を受けた。これは「高卒の60歳と大卒80歳の記憶力が同等」ということ!
4.男性は教育年数1年ごとに2年の利益だった!
教育をしっかり受けるほど、老後の記憶力の低下が少なかったんですね。特に女性は高卒と大卒で20年分の差がついちゃったと。
研究者は「知識が知識を呼ぶ」と語っています。学ぶことが記憶力を強化するんだそう。
これは私も張り切って学び続けないといけないですね。毎日論文読んでるのでかなり衰えにくいはず(笑)。
記憶力を高めるには
教育レベルが高いほど、記憶力が衰えにくいことがわかりましたね。
とはいえ、今更大学に通うわけにもいかないという人も多いと思います。
知識が知識を呼ぶために、これらのアクションに取り組んでみてはいかがですか?
1.読書を始める
2.何か勉強を始める
3.ワーキングメモリを鍛える
とにかく好奇心をもつことが大事です。好奇心さえあれば、人生は常に学びの場へと変わります。
なんの本を読んだらいいかわからないという方には、こちらの僕の人生を変えた10冊の本についての記事を紹介しておきますね。
気になった本を読んでみてください。どれも人生に新たな視点を与えてくれる素晴らしい知識の集まりですよ。
勉強に関しては、仕事に関連する資格でもいいし、YouTubeで動画をみてもいいですよ。知識を得る目的を持った行動を続けましょ。
最後にワーキングメモリですが、脳の短期記憶領域と呼ばれる部分で、ここを通して記憶は保存されるんですね。
このワーキングメモリを鍛えておけば、記憶力もアップするんです。
こちらの記事にワーキングメモリのトレーニング方法をまとめましたので、参考にして取り組んでくださいね。
老後に備えて、今から知識を呼ぶ準備をしておきましょ。それではまた!
参考文献
Jana Reifegerste et al.(2020)Early-life education may help bolster declarative memory in old age, especially for women
Jana Reifegerste et al.(2020)Early-life education may help bolster declarative memory in old age, especially for women