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心理学:確証バイアスとは「回避する対策法」を覚えよう!

心理学:確証バイアスとは「回避する対策法」を覚えよう!

 
なんでいまだに「オレオレ詐欺」に引っかかる人がいるのか?と不思議に思いませんか?
 
手口の巧妙化も理由のひとつですが、あれだけ警告されているにもかかわらず騙されてしまうのは、「自分は大丈夫」という確証バイアスのせいです。
 
なにもお年寄りに限った話ではないんですね。私たちもこの確証バイアスのせいで損をしていることは、結構多いんですよ?
 
この記事の内容
・確証バイアスとは
・自信と確証バイアス
・確証バイアスを回避する対策
この記事を書いた人

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シアニン(id:antoshia2n)

年間2000本の研究論文を読むサイエンスブロガー。科学的な知識をベースにした分析が得意。コーヒーと猫を愛する。

 

 

確証バイアスとは

確証バイアスとは

 
確証バイアスとは心理学の用語で、自分が都合の良い情報ばかり集めてしまい、間違っていることを示すような証拠を、すべて無視してしまうような状態のこと。
 
要するに、バランスの良い判断ができなくなってしまって、失敗する可能性を高めてしまうんですね。
 
例えば、就職活動をするケース。
 
大手企業で、福利厚生も充実して給料もいいから自分にとって、この仕事がベストだと思い込んでしまって、自分の性格やスキルに合わないという可能性を無視してしまう状況などが考えられますね。
 
いざ就職してから「思ってたのと違う」となってしまい、結局仕事を辞めてしまう羽目になるかもしれないですよね。
 
実際の職務内容や、仕事のやりがいなどの情報も集めて、メリットとデメリットを比較検討するべきです。
 
このように確証バイアスはだれでも起こりうることですし、そのせいで損することも十分考えられるんです。

自信と確証バイアス

自信と確証バイアス

 
自信があるときほど、確証バイアスに陥りやすいという研究を紹介します。
 
ロンドン大学の2020年の実験では、75人の参加者を対象に次のような実験を行いました。
1.画面にドットの画像が表示され、左右どちらに動いていると思うかをテスト
2.自分の回答への自信を50%~100%で尋ねる
3.もう一度、画像を表示して最終決定してもらう
つまり、自信の高さと、最初の判断を修正すること度合いをチェックしたんですね。その結果は、
1.最初の選択に自信がない場合は、新しい証拠を正確に判断して決断した!
2.最初の選択に自信があるときは、矛盾する証拠に対しては無視をする傾向にあり、最初の決定を支持する情報には、敏感に反応する傾向があった!
要するに、自信がなければ新しい情報を正確に取り入れることができますが、自信があるときは反対に意見を無視してしまうということですね。
 
自分の判断に自信があるときこそ、自分の間違いを示す証拠に目を向ける必要があるんですね。難しいなあ。

確証バイアスを回避する対策

確証バイアスを回避する対策

 
この確証バイアスを回避する対策方法が知りたいですよね。
 
今回は対策として、WRAP法を紹介します。
1.選択肢を広げる (Widen Your Options)
2.仮説の現実性を確かめる (Reality-Test Your Assumptions)
3.決断の前に距離を置く (Attain Distance Before Deciding)
4.失敗に備える (Prepare to Be Wrong)
この4つの対策の英語の頭文字を取って「WRAP法」と呼ばれるんですね。
 

1.選択肢を広げる

やるかやらないか?ではなく、他の選択肢の可能性を検討してみる方法。
 
転職するかしないか?ではなく、副業を初めてみるや、上司や同僚に相談するなどの選択肢を増やす。
 

2.仮説の現実性を確かめる

小さな実験を行って、選択肢の可能性を見極める。自分の意見だけでなく、他人の視点になって考えてみる。
 
同じ状況の友人がいたら、どのようにアドバイスするだろうか?考えてみる。
 

3.決断の前に距離を置く

一時の感情に左右された決断をして、後悔することは多い。頭を冷やすことも必要では。
 
未来の自分を想像する。1年後の自分はこの決断をどう思うだろうか?考えてみる。
 

4.失敗に備える

どのような決断をしたとしても、失敗の可能性は0にはならない。
 
最高の結果と、最悪の結果を想像してみる。最悪の結果になった場合の対処をあらかじめ設定しておくといい。
 
これでWRAP法はバッチリです。ちょっと視点や考え方を変えるだけでも、バイアスを打ち消すことができるんです。覚えときましょ。

確証バイアスまとめ

確証バイアスまとめ

 
今回は確証バイアスについて解説しましたが、ポイントは、
ポイント
1.確証バイアスは、自分の判断の反証となる情報を無視してしまう状態!
2.確証バイアスは自信がある時ほど陥りやすい!
3.確証バイアス対策には「WRAP法」だ!
以上ですね。
 
確証バイアスは、自分が陥るかもしれないと知っておくことで、減らすことができるので気にかけておきましょう。
 
WRAP法をもっと深く知りたい方は、「決定力! 正解を導く4つのプロセス」を読むことをオススメします。
 
面白い本しか書かないハース兄弟が、バイアスを克服して判断力を向上させる方法を解説しています。決断力のある大人になりたければ読んでおくべきですね。
 
おススメの本
参考文献
Max Rollwage et al.(2020)Confidence drives a neural confirmation bias

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