長生きしたいわ・・。
長生きすることも大事ですが、健康寿命を延ばすことも非常に大事ですよね。
病気になることなく、健康な毎日を過ごす時間が長い方が幸せなわけです。
今回は不健康なライフスタイルが、どれぐらい健康寿命を縮めてしまうのかということを調査した研究を紹介しますよ!
なかなか衝撃的な内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の内容
・ライフスタイルと健康寿命
・ライフスタイルの改善法
ライフスタイルと健康寿命の研究
ヘルシンキ大学の2020年の研究では、平均年齢43.5歳の116,043人を平均12.5年間追跡したデータを使用して、次の各ライフスタイルについて「2点」「1点」「0点」で採点しました。
・BMI 25.0未満(2)、25.0から29.9(1)、30.0以上(0)
・喫煙 禁煙者(2)、元喫煙者(1)、現在の喫煙者(0)
・身体活動 WHOの基準(週2.5時間程度のウォーキング)を満たすほど「2」になる
・飲酒量 全く飲まない(2)、週に2杯以下(1)、週に2杯より飲む(0)
全てが最悪だと0点、全てが非常に良いと8点が満点となります。
さらに「40歳から75歳の間」に次の慢性疾患にかからなかった期間を無病年数としました。これがいわゆる健康寿命を図る指標ですね。
・糖尿病
・感情動脈性心臓病
・脳卒中
・ガン
・喘息
・慢性閉塞性肺疾患
ライフスタイルと平年数を比較調査した結果は、
1.0点の男性は、無病年数が平均21.7年で8点の男性は、平均30.9年だった!
2.0点女性は、無病年数が平均21.6年で、8点の女性は平均30.7年だった!
3.ライフスタイルの点数が1点増えると、男性で0.96年、女性で0.89年無病年数が増える傾向があった!
4.BMIが25以下で、禁煙家で、適度なアルコールと運動をする人は70歳まで無病な可能性が高かった!
ライフスタイルがいいと、70すぎまで健康に過ごすことができる!ということですね。
さらに研究者によると、肥満が最もヤバい影響を与えるそうですよ。
てっきりタバコかと思ってましたが、デブの方が健康寿命への影響は大きいんですね。気をつけましょ。
ライフスタイルを改善しよう
1.肥満
肥満の改善のポイントは
・砂糖を減らす
・加工食品を減らす
・タンパク質を増やす
この3つですね。
どれも食べすぎを防いで、食欲の暴走を抑える効果がありますので、まずはここから試してみてください。
こちらの記事でダイエット系の記事をまとめてますので、参考にしてくださいませ。
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2.運動不足
運動不足解消のポイントは、NEATを増やすことです。
日常生活の中で消費するカロリーを増やそう!という試みで、
・座りっぱなしではなく、適度に立って歩き回る
・1日20分程度は歩く
・エスカレーターではなく階段を使う
これらを意識するだけでも、消費カロリーは結構変わるはず。
3.飲酒量
お酒をやめるのはなかなか大変だと思います。
1つポイントをあげるなら、「自分はどういう時にお酒を飲むか?」を考えることです。
「キュー」というのですが、悪い習慣のきっかけや手がかりを見つけることで、断ち切ることができるケースがあります。
例えば、自分はストレスが溜まるとついつい酒を飲んじゃうな、と気づけばストレス対策をすればいいんです。
飲みに誘われると断れないなら、誘われないための工夫をする。
実は酒アレルギーなのが健康診断で判明したとかですかね(笑)。
4.禁煙
タバコもやめるのが難しいですよね。紙のタバコを吸ってる方は電子タバコに変更してみてはいかがですか?
電子タバコユーザーの方が禁煙に成功する確率が高いという研究があるんです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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ライフスタイルと健康寿命まとめ
今回は、健康寿命とライフスタイルの改善について解説してきました。
まずは自分のライフスタイルスコアを1点だけでいいので、改善する行動に移しましょ。
それだけでも、健康な人生が1年多く手に入りますからね!ではまた。
参考文献
Solja T. Nyberg et al.(2020)Association of Healthy Lifestyle With Years Lived Without Major Chronic Diseases
Solja T. Nyberg et al.(2020)Association of Healthy Lifestyle With Years Lived Without Major Chronic Diseases