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学生の成績を向上させたいなら「あれ」を遅らせよう!という話

学校の開始時間を30分遅らせるとものすごいメリットがある

 



この記事はこんな人におススメ

●「学校の成績を上げたい校長先生」  
●「子どもの成績が上がらない原因が知りたい」

 

30分で劇的な変化があるもの?

 今日は、30分遅らせるだけで、「学生のパフォーマンスを上げることができる」ものの話をします。

これを行った学校は、学生の気分も良くなってやる気が高まり、遅刻や欠席も減ったんですね。

 

それは「学校の開始時間を遅らせること」です。始業の時間を8時から、8時30分に遅らせるという実験をしたら、想像以上のメリットがあってビックリという話です。

 

実際のところ、睡眠不足は記憶力を低下させ、糖尿病や肥満になる確率を高めるという研究もありますので、睡眠時間が増えるだけでもメリットはありそうなんですよね。

 

かくいう私も、学生時代は始業のベルがなるとともに、睡魔が・・・。というタイプでして、居眠りで何度も職員室へ呼ばれてました(笑)。だって眠いんだもん。

睡眠は成績や健康に重要

睡眠が学習と勉強の効果を高める

 これは2010年の研究で、201人の高校生が参加したんですね。実験では学生を2つのグループに分けました。

 

1.8時に授業開始。もともとの開始時間のまま。

2.8時30分に授業開始

 

そのうえで、オンラインで睡眠習慣をチェックして、日中の眠気や気分と、遅刻や欠席の状況を調べました。その結果、30分遅く授業を始めた学生たちは、

 

1.睡眠時間が平均45分増加!

2.寝る時間は平均18分早くなった!

3.睡眠時間が7時間未満の学生の割合は約80%減った!

4.8時間以上の睡眠をとる学生は、3倍以上に増えた!16.4%→54.7%へ

5.睡眠に対する満足度が大幅に向上!

6.やる気も上がった!

7.日中の眠気、疲労感、気分の落ち込みがすべて軽減された!

 

とものすごいメリットの量ですね!開始時間を遅らせたのに、かえって早く寝るようになったのは驚きましたね。これは全国の校長先生は「学校の開始時間を30分遅らせる」べきでしょう!

 

私が居眠りマンだったのは、学校が悪かったんですね!(笑)。でも、同じように苦しんでいる学生さんも多いと思いますけどね。

 

なぜなら、人間にはそれぞれちがう体内時計が搭載されていて、私のような夜型の体内時計を持っていると、パフォーマンスのピークとずれた時間に授業を受けてしまうんです。

その結果、学習の効率が下がって、成績も向上しないというわけ。子どもの成績がいまいち上がらないというお母さんは、睡眠と体内時計のマッチングを疑ってみてくださいね。

 

睡眠の質を高めるには

睡眠の質を高める方法

ちょっと長く睡眠をとるだけで、大きなメリットを受けられることがわかりましたが、「睡眠の量」と同じぐらい、「睡眠の質」も大事なんですよね。そこで睡眠の質を高める方法を今日は2つ紹介します。

 

サプリを飲む

もっともお手軽な方法。病院で睡眠薬を処方してもらう前に、サプリを試してみてください。2010年の研究ではマグネシウムで睡眠の質が向上したとのこと。さらに、入眠を手助けするメラトニンも配合した「ナイトレスト」をおススメします。

日本では購入できないので、iharbさんで購入するしかないんですが、不安やメンタルに効くハーブも配合されているんです。夜、布団に入ってから「いろいろ心配になって眠れない・・」というあなたには特におススメです。

jp.iherb.com

 

朝に太陽光を浴びる

体内時計の調節において、光は特に重要な要素。日本人のかなりの割合が24時間以上の体内時計を持っているので、意識して日光を浴びないと、体内時計が狂っちゃう

また、朝に太陽光を浴びるメリットとして、痩せやすくなる効果もあるんです。詳しく知りたい方は「朝20分浴びるだけで、痩せやすくなる習慣とは?」」を参考にしてください。

さらに、夜に「ブルーライト」を浴びまくるのもNG。夜は照明のレベルを落として、就寝時間の1時間前には、スマホを触らないようにしたいものです。

 

簡単に睡眠の質を高める方法を2つほど、紹介しましたが、まだまだ睡眠のレベルを高めたいぞ!という向上心の高いあなたには「一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略」をおススメしておきます。ビジネスパーソンのための、睡眠改善ノウハウと、パフォーマンスアップにつなげる考え方を丁寧に解説してくれています。

多忙なサラリーマンの方々は、「仕事が忙しくてなかなか睡眠時間も確保できないよ」と思うかもしれませんが、忙しいからこそ睡眠をしっかり確保して、パフォーマンスを高めてバリバリ仕事をこなすべきだと思います。

 

それではみなさま、快眠生活をお過ごしくださいね!ではまた。

 

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www.bookoflifehack.com

参考文献

Judith A. Owens et al.(2010)Impact of Delaying School Start Time on Adolescent Sleep, Mood, and Behavior

 

Nielsen FH et al.(2010)Magnesium supplementation improves indicators of low magnesium status and inflammatory stress in adults older than 51 years with poor quality sleep.