今日は「集中力がすぐなくなっちゃう」や、「残業をしないと仕事が終わらない・・」という方の役に立つ研究を紹介します!
「バイノーラルビート」という音楽を知っていますか?
私も今年に入るまで知らなかったのですが、最近このバイノーラルビートに関する研究を目にする機会が多かったので、どんなものか調べてみました。
バイノーラルビートとは?
左右の耳に違う周波数の音を聞かせることで、「ヒーリング効果がある」と言われている音楽だそうです。
例を挙げると、「波の音」などがバイノーラルビートの音楽に当たるみたいですね。
今回はこの「バイノーラルビートで本当に集中力が回復するのか?」について調査した、ナイスな実験がありました!
バイノーラルビート対瞑想
これは南デンマーク大学が2020年に90人の参加者を対象に、「精神的疲労」の回復に効果がある行動を調査した実験になります。
精神的疲労とは、長時間の厳しい認知活動によって引き起こされる、心理生物学的状態で、反応時間が遅くなり、注意力が遅くなること。
だそうです。つまり、勉強や仕事をやり続けて、「すっごい疲れた状態」と思っていただければOKです。
実験では参加者を4つのグループに分けました。
1.初心者マインドフルネス瞑想グループ
2.ベテランマインドフルネス瞑想グループ(事前に4週間の瞑想トレーニングを実施)
3.バイノーラルビートを聴くグループ
4.コントロールグループ(なにもしない)
そして、同じ日のうちに次のタスクをこなしてもらいました。
① 気分を測るテスト。
② 精神的疲労を起こす、持続的な課題。
③ もう一度、気分をテスト。
④ 各グループごとに行動。1と2の瞑想グループは、12分の瞑想を、3のバイノーラルビートグループは12分間、バイノーラルビートを聴きました。
⑤ もう一度、精神的疲労を起こす課題に取り組む。
その結果は、
1.バイノーラルビートを聴いたグループが、最も精神的疲労を回復した!
2.ベテランマインドフルネス瞑想グループは、1回目の課題の成績がぶっちぎりで良かった!さらに、精神的疲労の回復も2番目に良かった!
と、バイノーラルビートの精神的疲労の回復の効果の高さと、継続的なマインドフルネス瞑想が集中力の向上と、回復の両方に効果がある!ということが証明される結果となりました!
ここまでのヒーリング効果があるとは、思わなかった・・。早速アップルミュージックでバイノーラルビートを聴くことにします。
バイノーラルビートまとめ
というわけで、集中力が切れてきたら、「バイノーラルビートを聴く」か「瞑想」をしろ!という結果になったわけですが、なかなか瞑想に取り組む機会もないと思いますので、今日は簡単な瞑想エクササイズを紹介しますね!
1.リラックスして座る。まずはリラックスして座ります。背筋は伸ばします。
2.深呼吸を3回。鼻で深呼吸をして、息が鼻のどのあたりに当たるかを意識します。
3.呼吸に意識を向ける。2で確認したポイントを意識して、ただ呼吸を繰り返します。「集中するぞ」とかは考えないようにしましょう。「ただ呼吸を見つめている感覚」をつかみましょう。
4.意識が逸れたら、呼吸に意識を戻す。不安や心配など、あらゆる思考や感情が頭の中に浮かびあがってくると思いますが、そのたびに呼吸に意識をただ戻します。意識が逸れること自体は悪いことではありません。失敗でもありません。意識を戻すたびにあなたの集中力が増していることを信じてください。
5.4をひたすら繰り返す。
これで、簡単な瞑想エクササイズの解説は終わりです。瞑想を行う時間は、初めは2分や5分からスタートしてもOKです。瞑想の上達とともに少しずつ増やしていきましょう!15分~20分できるようになれば十分と言えます。
また、息を吐く長さは最初は意識しなくても構わないです。慣れてきたら「4秒吸って、4秒吐く」や「6秒吸って、6秒吐く」などの方法にチャレンジして行きましょう。
さらに、瞑想をより学ぶために役立つ今日の攻略本として「サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 」を紹介します。Googleの人材育成部門で瞑想を教えていた著者が、簡単なエクササイズと科学的な解説に基づいて、マインドフルネスを習得する方法をレクチャーしてくれています。
加えて、集中力を高めるのに役立つ攻略記事として、「MINDダイエット解説 脳にいい食事のガイドライン!を紹介しておきます。このガイドラインに沿って食事すれば、自然と集中力が高まって行きますよ!
それではみなさん、集中力をガンガンに高めて生産性上げちゃってくださいね~。バイバイ。
今日の攻略本