60倍幸せになれる「人生の攻略本」

論文マニアが、人生の問題を科学で解決するブログです。

「あれ」を使うと話をちゃんと聞いてもらえなくなるかもよ?オハイオ州立大学の実験

f:id:antoshia2n:20200313220947j:plain

 

「さっき説明したのに、なんでちゃんと話を聞いてないの!」、職場や家庭で耳にすることありませんか?あるいは、「部下に仕事を説明しても、いまいち理解してくれている気がしない・・」なんてことはありませんか?

 

それはもしかしたら、気づかないうちに「あの言葉」を使ってしまっているからかもしれませんよ!

 

それは「専門用語」です!今日は専門用語を使うと、聞き手は興味も無くなるし、自信も無くなるし、やる気も無くなるしでいいことないよ!という話をします。

   

思った以上のメンタルブレイク

 

これはオハイオ州立大学が2020年に行った実験で、650人の大人がオンラインで参加しました。

 

参加者には次の3つのテーマについて書かれた、コラムを読んでもらいました。

1.自動運転カー

2.手術用ロボット

3.3Dバイオプリンティング

どれも難しそうなテーマですね。でもって、半分のグループには「専門用語の無いコラム」を残りの半分のグループは「専門用語の含まれたコラム」を読んでもらいました。

 

さらに「専門用語の含まれたコラム」グループの半数には、専門用語の説明を見れるようにしました。マウスを専門用語に合わせると、説明が表示されるようにしたんですね。この説明は、専門用語の無いコラムグループに対して、使った説明と同じものなんですね。

 

コラムを読んだ後で、アンケートを行い、「コラムの読みやすさ」や「科学への関心」や「科学の知識への自信」などを質問しました。

 

その結果、専門用語の含まれたコラムを読んだ参加者は、たとえ専門用語の説明が見れたとしても、専門用語の無い参加者よりも、コラムを読みにくいものだったと評価した!

 

さらに、専門用語を使われることにより、科学があまり得意でない、科学について学ぶことに興味がない、科学の議論に参加する資格がない、と回答する傾向が高まった!

 

メンタルバキバキにやられてますね、これは・・。

 

逆に、専門用語の無いコラムを読んだ参加者は、より力を与えられたと感じ、科学が好きで、自分のことを科学的な人間だと思う、と回答する傾向があった!

 

専門用語を使わないだけで、こんなに変わるものなんですね。自分も専門用語を使い過ぎないように気を付けよう・・・。

 

口は災いの元

ちょっとした言葉遣いの違いで、人間のモチベーションは大きく変わるものだなあ、と感心させられました。

 

私もフリーターをしていたころは、お客さんや同僚になかなか考えが伝わらずに、もどかしい思いをしてきました。こういうときは、「相手の視点に立ってみる」ことが大事だな、と学びました。

 

自分が知っていること、当たり前だと思っていることは、相手にとっては未知のことだ!と思って接するようにしてから、メンタル的にも仕事の面でも随分楽になったのを覚えています。

 

この相手の視点に立ってコミュニケーションを図る上で、役に立つ攻略本としてデール・カーネギー氏の「 人を動かす」をおススメしておきます。1937年に発売された本でありながら、人間関係における名著としていまだに売れ続けています。ぜひ一度読んでみてください。

 

みなさんも専門用語には気を付けてくださいね!それではまた。

   

今日の攻略本

 

参考文献

 Hillary C. Shulman et al.(2020)The Effects of Jargon on Processing Fluency, Self-Perceptions, and Scientific Engagement